誰も取り残さない中野区へ
身近にいる外国人がどんな人か知っていますか?ボランティア団体主催の外国人と歩く「まち歩きイベント」でのことです。ボランティアの人が参加してくれた留学生と歩きながら会話をしていると、だんだんと何を話したら良いのか分からなくなり、会話に詰まってしまいました。外国人のことはよくわからないために、距離を置いてしまう現状があるのです。
具体的には
●外国人とコミュニケーションをとる場が非常に少ない。
●外国人の「人となり」を知らないと感じているため、コミュニケーションを取るときに壁のようなものを感じてしまう。
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●「ともに生きるまちづくりと日本語教育」代表 寺浦久仁香さん
外国につながる人々はどのような人なのか、何を考えているのかを知ってもらえるような活動が必要。そして対話を重ねる場を作り、人とつながり一緒に取り組める活動を実施したい。
アクセスのよい場所で暮らせる街へ
駅の近くは土地の価格がとても高くなっており、金銭的問題から高齢者の方が住める駅近マンションが少なくなっています。その結果、土地が安い郊外に住む人が増えています。駅から遠いということは、病院やスーパーといった暮らしに不可欠な外出でさえ簡単に行えない可能性があり、みんなが住みやすい街とはいえません。
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●「ケアプロ株式会社」代表 川添高志さん
区などの行政機関が高齢者住宅モデルを作ることで解決の一手になるのではないか。様々な施設へのアクセスが良い空き地などを積極的に購入し建てることができたらと思います。
世代問わず遊べる場を
公園や児童館、町会子ども会など、以前は近所や地域の人との交流の場がありましたが、子どもの自由時間の減少や核家族化により交流できる場が減っています。世代を超えて地域の人が気軽に足を運べ、遊びを伝承したり、情報共有や自然な流れで悩みを相談したり、共に楽しんだりする場が少なく、人々が思い切り遊べ、ふれあえる場を増やしていくことが必要ではないでしょうか。
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●「NPO法人ゆるナカ」代表 大隅涼子さん
おもちゃの広場を開催し、情報提供やおもちゃをツールとして、どんな方でも集え、多世代交流ができる場を提供していく。